2023/03/28 07:44
格付けは格付けであって、
味の良し悪しを
判断する物ではありません。
それよりも大事なのは、
コーヒー生豆の熟度だと思っています。
これは、あくまでも個人的な意見です。
ご理解の上でお読み下さい。
完熟したコーヒー生豆が多いものと
そうではない生豆が多いものを
同じ焙煎をした場合、
完熟したものの方が、
失敗も少なく、味も安定しています。
品質の良い農園指定のコーヒー
は人気があり、
高値で取り引きされるのは、
きっと、熟度を揃えたり、
徹底して選別をしたり、
そうした目には見えない
努力をしているからだと思います。
ひと口に完熟したコーヒー豆
って言っても、その判断は
コーヒーを収穫する人に
よってまちまちなはずです。
熟練した人もいれば、
そうでない人もいます。
コーヒーは農産物だから、
豊作だからとか不作だからとかを
コーヒーの味の良し悪しと
結びつけますが、
僕は、それらの要因よりも、
どれだけ熟度が揃っているか!?
の方が、遥かに味に影響する
と思っています。
高地産のコーヒーや
大粒のコーヒーが
格付けが高いのは、
熟すまでの期間が長く、
美味しいコーヒーになりやすいから。
ではありますが…
格付けの低い物が美味しくない
訳ではなく、
格付けが低くても熟度が高ければ、
美味しいコーヒーになります。
ケニアなんか良い例で、
ABの方が、より格上のAAよりも、
高値で取り引きされてたり、
美味しかったりします。
とは言え、あくまでも
そう信じて疑ってないだけで、
僕の個人的な意見です。
熟度を知る方法もありませんし、
生豆で仕入れた状態では、
熟度なんてわかりません。
ただ、目に見えないからこそ大事…。
だと思っているだけです。
でも、焙煎する人なら
前回のロットは良かったのに、
今回は今ひとつかも…。
あるいは、
去年のは良かったのに、
今年は今ひとつかも…。
みたいな経験を
誰もがしてるはずです。
コレって別に、
コーヒーが農産物だから…ではなくて、
きっと収穫時の熟度の問題だよね!
って言うことは、
キチンと焙煎が理解出来てきて、
どんな豆もキチンと焙煎出来ないと
理解できないと思います。
この内容は、
それぞれの方の理解度の中で
良し悪しを判断して頂ければ良いです。
ただし、
1つだけ注意しておきます。
焙煎にたいする知識を高められないで、
生豆の品質だけに頼っている人は、
焙煎のプロにはなれないし、
いつまでも、生豆の格付けに
振り回される事になりますよ!
焙煎を仕事にする以上、
プロだと言う自覚をお忘れなく!